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健康診断結果の見方  血液検査(肝臓系)

Naoko Akiyama

更新日:2022年11月16日

前回に引き続き、健康診断結果の見方をご案内します。

今回は血液検査。項目が多くて解りにくいと思った方は、こちらを参考にどうぞ!



肝臓系検査--総たんぱく

血液中の総たんぱくの量を表します。

数値が低い場合は栄養障害、ネフローゼ症候群、がんなど、高い場合は多発性骨髄腫、慢性炎症、脱水などが疑われます。(単位 g/dL)

異常

​要注意

基準範囲

​要注意

異常

5.9以下​

6.0~6.4

6.5~8.0​

8.1~9.0

9.1以上​

肝臓系検査--アルブミン

血液蛋白のうちで最も多く含まれるのがアルブミンです。アルブミンは肝臓で合成されます。

数値が低い場合は、肝臓障害、栄養不足、ネフローゼ症候群などが疑われます。(単位 g/dL)

​基準範囲

​要注意

異常​

4.0以上

3.6~3.9

3.5以下

肝臓系検査--AST(GOT)と ALT(GPT)

AST(GOT)は、心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素です。

ALT(GPT)は肝臓に多く存在する酵素です。

数値が高い場合は急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎などが疑われ、

AST(GOT)のみが高い場合は心筋梗塞、筋肉疾患などが疑われます。

(単位 U/L ユニットパーリットル)

基準範囲

​要注意

異常

AST(GOT)

30以下

31~50

51以上

ALT(GPT)

30以下

31~50

51以上

肝臓系検査--γ-GTP

γ-GTP は、肝臓や胆道に異常があると血液中の数値が上昇します。

数値が高い場合は、アルコール性肝障害、慢性肝炎、胆汁うっ滞、薬剤性肝障害が疑われます。

(単位 U/L)

​基準範囲

要注意​

​異常

​50以下

​51~100

101以上​

肝臓系検査--ALP

ALP(アルカリホスファターゼ)は、肝臓、骨、腸、腎臓などさまざまな臓器に含まれている酵素です。

数値が高いと、胆道系の病気のほか、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、骨の病気などが疑われます。なお、検査の数時間前に脂肪の多い食事をとると、異常がなくても検査値が高くなることがあります。

基準範囲・・・100~350 (単位 U/L)


参考:日本健康倶楽部
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